しぶとく生きろよ ― 2026年06月04日 18時16分
台風6号の進路から外れて、ここはほとんど雨風の影響はなかった。ただ、ほぼ終日、雨が降ったり、止んだりで、一歩も外に出ていない。
それでも忙しかった。心配している高校の同期生ふたりと電話で話す。彼らはこのブログを読んでいる。声を聞いてもらうのがいちばん安心するので、いつものように意識して元気な声を出した。ほかにメールの返事を数本書いた。
先の日曜日はブラジルのサンパウロから帰国中の「西高3人組」のひとり、Na君から電話があった。新宿にいる娘さんのマンションからだった。彼もこのブログを読んでいて、心配していたという。
相変わらず威勢のいい声だった。
「ああ、死ぬんだと、お前のことがかわいそうになってな。でも、人間、そう簡単には死なないからな。しぶとく生きろよ。しぶとくな。死ぬなよ」
こんな調子である。いつも投げてくるのは真っ向勝負のストレート。正直に受け答えするのが気持ちいい。
「明日、ブラジルに帰るんよ。九州に行って、Haにも会いたかったけど、また来年の2月か、3月に来るよ」
「そうか。残念だな。じゃあ、それまで長生きせんといかんな」
70代後半の男たちの、ごくふつうのやりとりである。
このところ、グループLINEの横浜組の後輩君たちの世を憂える声が勢いを増している。トランプも、高市も、エネルギー政策も、地球環境問題も、AIも、切って、切って、切りまくっている。
具体的な文面は取り上げないが、それらは正しい指摘で、彼らが怒るのはごくまっとうな感覚である。
その筆先はこちらにも飛んできて、「先輩、どんどん書いてください」と尻をたたかれている。気持ちはよくわかる。いまの世の中、すごいスピードでおかしくなっている。腹の立つことばかりだ。だが、怒りに任せて、うっぷん晴らしに書けばいいというものではないだろう。
さて、では筆1本で、何ができるか。これから書こうと思っているエッセイや短編にどんなメッセージを込めようか。考える楽しみが出てきた。
「しぶとく生きろよ」には、「お前、やれよ」の意味が込められている。ごちゃごちゃ言わなくても、お互いにわかっていることだ。
5月はなんとかアブナイところを乗り越えた。6月もまもなく4日目が無事に過ぎようとしている。今日も生き延びた。明日もきっと大丈夫。その次の日も。
自分の命について、こんなふうに一日一日を考えるようになるとは思わなかった。
■カミさんがザクロの花の写真を撮って来てくれた。思うように外にも出られず、撮影もままならないので、とても助かっている。年代もののぼくの古いスマホとは、画質の鮮明さも、美しさもずいぶん違う。
それでも忙しかった。心配している高校の同期生ふたりと電話で話す。彼らはこのブログを読んでいる。声を聞いてもらうのがいちばん安心するので、いつものように意識して元気な声を出した。ほかにメールの返事を数本書いた。
先の日曜日はブラジルのサンパウロから帰国中の「西高3人組」のひとり、Na君から電話があった。新宿にいる娘さんのマンションからだった。彼もこのブログを読んでいて、心配していたという。
相変わらず威勢のいい声だった。
「ああ、死ぬんだと、お前のことがかわいそうになってな。でも、人間、そう簡単には死なないからな。しぶとく生きろよ。しぶとくな。死ぬなよ」
こんな調子である。いつも投げてくるのは真っ向勝負のストレート。正直に受け答えするのが気持ちいい。
「明日、ブラジルに帰るんよ。九州に行って、Haにも会いたかったけど、また来年の2月か、3月に来るよ」
「そうか。残念だな。じゃあ、それまで長生きせんといかんな」
70代後半の男たちの、ごくふつうのやりとりである。
このところ、グループLINEの横浜組の後輩君たちの世を憂える声が勢いを増している。トランプも、高市も、エネルギー政策も、地球環境問題も、AIも、切って、切って、切りまくっている。
具体的な文面は取り上げないが、それらは正しい指摘で、彼らが怒るのはごくまっとうな感覚である。
その筆先はこちらにも飛んできて、「先輩、どんどん書いてください」と尻をたたかれている。気持ちはよくわかる。いまの世の中、すごいスピードでおかしくなっている。腹の立つことばかりだ。だが、怒りに任せて、うっぷん晴らしに書けばいいというものではないだろう。
さて、では筆1本で、何ができるか。これから書こうと思っているエッセイや短編にどんなメッセージを込めようか。考える楽しみが出てきた。
「しぶとく生きろよ」には、「お前、やれよ」の意味が込められている。ごちゃごちゃ言わなくても、お互いにわかっていることだ。
5月はなんとかアブナイところを乗り越えた。6月もまもなく4日目が無事に過ぎようとしている。今日も生き延びた。明日もきっと大丈夫。その次の日も。
自分の命について、こんなふうに一日一日を考えるようになるとは思わなかった。
■カミさんがザクロの花の写真を撮って来てくれた。思うように外にも出られず、撮影もままならないので、とても助かっている。年代もののぼくの古いスマホとは、画質の鮮明さも、美しさもずいぶん違う。
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