がんとの闘い、第2ラウンド開始 ― 2025年03月24日 17時15分

午後1時過ぎに病院から帰宅した。1時間以上も待たされて、外科の担当医から聞いたPET検査の結果は、やはり歓迎せざるものだった。
すい臓がんが再発したばかりではなく、腹膜にもがん細胞のタネが散らばっているという。ただ検査報告書ではいずれも「軽度の」という前置きと、「可能性がある」との常套文句がついている。また、このところお腹の調子が悪いせいか、直腸にも病変の可能性があると指摘された。これについては後日、大腸カメラで詳しく検査することになった。
「順調にきていたのに。こんな話をするのはつらいんですよ」と医者は言った。「そうだろうな。オレだってカミさんに話すのはつらいんだよ」とおもった。
今後の治療スケジュールはまだ決まっていないが、4月に入ったら1週間ほど入院して、抗がん剤治療がはじまるのは決定的である。腹膜については、「外科のメンバーとも話し合って、一度なかをのぞいて、がんかどうか確認することもありますね」と言っていた。この外科部長はなんでも率直に話してくれる。だから、こちらも気になることはなんでも訊ける。
ぼくのすい臓がんの手術を担当して、ずっと経過を見守ってきた医師としては、少しでも明るい希望があるのなら、やれることはやってやろうという気持ちが伝わってくる。
今日の診察のおおまかな報告は以上の通り。
気持ちが滅入りそうな話を並べたてたが、ぼくはこうおもっている。
モノゴトには必ず反対側がある。ちいさながんが見つかって、手術をしないで、抗がん剤治療で回復した人は、まわりにたくさんいる。しかも、ぼくのそれはようやくみつかったばかり。同じ薬でも、効かない人もいれば、効く人もいる。すい臓がんのステージ3だった人が手術を受けないで回復した人も実際にいる。
悲観せずに、明るい方だけをみて、自分は運がいいと強く信じることだ。
昨日、カミさんがぼくの心配ごとを打ち明けた仲良しの奥さんから、彼女のスマホにメールがきた。「(ぼくに)なにかあったら、遠慮なく連絡して。主人がすぐ車を出すから」という内容だった。「気が早いよな」と笑ってしまったが、ありがたさが身に染みた。
高校時代の友だちからも電話があった。先日のブログを見て、心配していたという。包み隠さずに今日のこと、そしてぼくの気持ちを打ち明けた。2年前の手術のときと同じように、ガンバロウゼ! のエールをもらった。
たまたまカミさんは今日がパートの最終日で、早いご帰還だった。彼女にもぜんぶ話した。心配で、心配で、泣きそうな顔をしていたが、いまでは一緒に戦う気持ちになっている。こころ休まる、なによりの援軍である。
ともかく、やることがはっきりした。もやもやしていて、ついつい沈みがちだった昨日までとはこころの持ちようがまるで違う。
■室見川にいたカモは数えるほどしか残っていない。この3羽は居残り組か。
すい臓がんが再発したばかりではなく、腹膜にもがん細胞のタネが散らばっているという。ただ検査報告書ではいずれも「軽度の」という前置きと、「可能性がある」との常套文句がついている。また、このところお腹の調子が悪いせいか、直腸にも病変の可能性があると指摘された。これについては後日、大腸カメラで詳しく検査することになった。
「順調にきていたのに。こんな話をするのはつらいんですよ」と医者は言った。「そうだろうな。オレだってカミさんに話すのはつらいんだよ」とおもった。
今後の治療スケジュールはまだ決まっていないが、4月に入ったら1週間ほど入院して、抗がん剤治療がはじまるのは決定的である。腹膜については、「外科のメンバーとも話し合って、一度なかをのぞいて、がんかどうか確認することもありますね」と言っていた。この外科部長はなんでも率直に話してくれる。だから、こちらも気になることはなんでも訊ける。
ぼくのすい臓がんの手術を担当して、ずっと経過を見守ってきた医師としては、少しでも明るい希望があるのなら、やれることはやってやろうという気持ちが伝わってくる。
今日の診察のおおまかな報告は以上の通り。
気持ちが滅入りそうな話を並べたてたが、ぼくはこうおもっている。
モノゴトには必ず反対側がある。ちいさながんが見つかって、手術をしないで、抗がん剤治療で回復した人は、まわりにたくさんいる。しかも、ぼくのそれはようやくみつかったばかり。同じ薬でも、効かない人もいれば、効く人もいる。すい臓がんのステージ3だった人が手術を受けないで回復した人も実際にいる。
悲観せずに、明るい方だけをみて、自分は運がいいと強く信じることだ。
昨日、カミさんがぼくの心配ごとを打ち明けた仲良しの奥さんから、彼女のスマホにメールがきた。「(ぼくに)なにかあったら、遠慮なく連絡して。主人がすぐ車を出すから」という内容だった。「気が早いよな」と笑ってしまったが、ありがたさが身に染みた。
高校時代の友だちからも電話があった。先日のブログを見て、心配していたという。包み隠さずに今日のこと、そしてぼくの気持ちを打ち明けた。2年前の手術のときと同じように、ガンバロウゼ! のエールをもらった。
たまたまカミさんは今日がパートの最終日で、早いご帰還だった。彼女にもぜんぶ話した。心配で、心配で、泣きそうな顔をしていたが、いまでは一緒に戦う気持ちになっている。こころ休まる、なによりの援軍である。
ともかく、やることがはっきりした。もやもやしていて、ついつい沈みがちだった昨日までとはこころの持ちようがまるで違う。
■室見川にいたカモは数えるほどしか残っていない。この3羽は居残り組か。
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