暑い、熱い、異常な夏 ― 2025年07月26日 18時31分

手元のスマホの情報では、一昨日は37度、昨日は38度、今日は37度。明日からずっと36度以上という。
たまらん。この暑さは尋常ではない。北海道が40度なんて、どうかしている。カミさんが北見市にいる友だちを心配して、Lineで連絡したら、「安心して。去年も暑かったので、エアコンは買っているよ」という返事だった。
この夏だけが異常ではない様子。もしかしたら、これまでなかった気象のサイクルがまわり始めているのだろうか。
朝早くから団地の欅や桜の木はまるで「セミの楽器」である。陽ざしをいっぱいに浴びた緑の葉っぱがぜんぶセミの羽になったようで、いっせいにジャンジャンジャンとせわしなく音を鳴らしている。やかましくて耳鳴りがする。
夕方ちかくに欅の木陰を歩いていたら、ムクドリが茶色の飴玉ぐらいの塊をくわえて、目の前を飛んで行った。この暑さのなかで、よく食べ物をみつけたなぁ、あの茶色はなんだろうとおもった。
その欅の根本には雑草が生い茂っていて、あちこちにセミの抜けがらも、脱皮する前の幼虫もいる。まだ茶色の殻が割れていない小さな塊をみて、そうだったのか、と気がついた。雑食のムクドリがくわえていたのはセミの幼虫だったのだ。
炎天下のなかで、「生きるか」と「死ぬか」の分かれ目に立ち会ったような気持ちになった。
話は変わるが、いま永田町が熱い。ここでも政治生命をめぐって、生きるか、死ぬかの戦いが起きている。
ここは一発、「鳥の目」になって、参院選後の自民党の騒ぎをみてみよう。
ひと目で、つくづく「人がいないんだなぁ」とおもってしまう。石破首相の後釜にこれといった人物が見当たらない。というか、次の首相候補が用意されていない。
いままでこんなことはなかったのになぁ。ここでも変なサイクルがまわり始めたのかなぁ。
「優秀な人材が政治家を目指さなくなった」と言われるようになって、すでに3、40年が経つ。そのうち、「優秀な人材が官僚を目指さなくなった」と言われるようになった。
だれも口にしないようだが、わが日本は、いい意味でのエリートの存在感が見る影もないほど薄くなっている。それを推し進めた政権もあった。ひどいものだ。
参院選で惨敗して、退陣を迫られている石破首相が尊敬する政治家は石橋湛山という。優れたジャーリストの湛山は、総理総裁の椅子を手中にしてまもなく病に伏した。そして、あっさり自ら退陣した。わずか65日の短期政権だった。
置かれている事情は異なるけれど、もし湛山だったら、どうしただろうか。
石破さん、わかっているよね。
■先週はアビスパ福岡がらみで出かけることが多かった。京都サンガ戦は0-2の敗色濃厚な状況からアディショナルタイムに入ったとたん、別のチームのようになって相手ゴールに襲いかかった。またたく間に2点を決めた。終了直前に劇的な引き分けに。
元気をもらって、スタジアムから地下鉄の福岡空港駅まで30分ほど歩いた。
写真は団地の入り口にある百日紅(サルスベリ)。以前、Uさんを手伝って、伸びすぎた枝をバッサリ切り落とした。それがよかった。ピンクと白の花がきれいに咲いている。
たまらん。この暑さは尋常ではない。北海道が40度なんて、どうかしている。カミさんが北見市にいる友だちを心配して、Lineで連絡したら、「安心して。去年も暑かったので、エアコンは買っているよ」という返事だった。
この夏だけが異常ではない様子。もしかしたら、これまでなかった気象のサイクルがまわり始めているのだろうか。
朝早くから団地の欅や桜の木はまるで「セミの楽器」である。陽ざしをいっぱいに浴びた緑の葉っぱがぜんぶセミの羽になったようで、いっせいにジャンジャンジャンとせわしなく音を鳴らしている。やかましくて耳鳴りがする。
夕方ちかくに欅の木陰を歩いていたら、ムクドリが茶色の飴玉ぐらいの塊をくわえて、目の前を飛んで行った。この暑さのなかで、よく食べ物をみつけたなぁ、あの茶色はなんだろうとおもった。
その欅の根本には雑草が生い茂っていて、あちこちにセミの抜けがらも、脱皮する前の幼虫もいる。まだ茶色の殻が割れていない小さな塊をみて、そうだったのか、と気がついた。雑食のムクドリがくわえていたのはセミの幼虫だったのだ。
炎天下のなかで、「生きるか」と「死ぬか」の分かれ目に立ち会ったような気持ちになった。
話は変わるが、いま永田町が熱い。ここでも政治生命をめぐって、生きるか、死ぬかの戦いが起きている。
ここは一発、「鳥の目」になって、参院選後の自民党の騒ぎをみてみよう。
ひと目で、つくづく「人がいないんだなぁ」とおもってしまう。石破首相の後釜にこれといった人物が見当たらない。というか、次の首相候補が用意されていない。
いままでこんなことはなかったのになぁ。ここでも変なサイクルがまわり始めたのかなぁ。
「優秀な人材が政治家を目指さなくなった」と言われるようになって、すでに3、40年が経つ。そのうち、「優秀な人材が官僚を目指さなくなった」と言われるようになった。
だれも口にしないようだが、わが日本は、いい意味でのエリートの存在感が見る影もないほど薄くなっている。それを推し進めた政権もあった。ひどいものだ。
参院選で惨敗して、退陣を迫られている石破首相が尊敬する政治家は石橋湛山という。優れたジャーリストの湛山は、総理総裁の椅子を手中にしてまもなく病に伏した。そして、あっさり自ら退陣した。わずか65日の短期政権だった。
置かれている事情は異なるけれど、もし湛山だったら、どうしただろうか。
石破さん、わかっているよね。
■先週はアビスパ福岡がらみで出かけることが多かった。京都サンガ戦は0-2の敗色濃厚な状況からアディショナルタイムに入ったとたん、別のチームのようになって相手ゴールに襲いかかった。またたく間に2点を決めた。終了直前に劇的な引き分けに。
元気をもらって、スタジアムから地下鉄の福岡空港駅まで30分ほど歩いた。
写真は団地の入り口にある百日紅(サルスベリ)。以前、Uさんを手伝って、伸びすぎた枝をバッサリ切り落とした。それがよかった。ピンクと白の花がきれいに咲いている。
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