記録的な大雨と盆休み ― 2025年08月11日 22時13分

朝の4時20分。仕事に出かけるカミさんに合わせて起きた。大雨のことが気になって、スマホでNHKのニュースを見る。熊本の玉名市に大雨特別警報が出ていた。予報されていた福岡ではなかった。もっと南の方だった。
その後のニュースも記録的な大雨の実況報告が中心で、ほんの数日前まで、あんなに騒いでいた記録的な暑さや水不足の報道がまるでよその国にあったことのようである。
だが、この夏の異常な暑さと異常な大雨は別々に起きる現象ではなく、いわば双子の関係にあるらしいことは、この道の専門家ではないぼくにもだいたいの見当はつく。
海水温が27度前後もあるそうだから、水蒸気をたっぷり含んだ雲がどんどん生産されていて、それらが偏西風に乗って、次から次に日本列島に流れ込んでいるわけだ。こいつはだれにも止めようがない。
この自然現象は、「止めようがない」ところまで来てしまったのではないか。ここがいちばんの問題点で、来年も、その先も、記録的な猛暑と記録的な大雨は続くのではあるまいか。
こんな漠然としたシロウト考えはぼくだけではないようだ。午前中に電話をくれた友人も同じ見方だった。しばし、異常気象と孫の将来の話になった。
めずらしく新潟のカミさんの実家を継いでいる義兄からも電話があった。自分も病気持ちなのに、ぼくのからだのことを心配していた。なにか申しわけない気持ちになった。
「ふつうに生活しています。ぼくのからだのことはそんなに心配しなくていいから。新潟に行きたいなぁ。元気になったら、かならず行くからね」
きっと一緒に飲んで騒いだ、あのころのたのしかった盆休みの記憶が忘れられずに、こちらの大雨のニュースをきっかけにして、電話をかけてくれたのだろう。
きょうはブラジルにいる高校時代の同級生からも半年ぶりにメールが届いた。「西高3人組」のひとりの彼とは、ことし3月に福岡市内で一緒に飲む予定だった。その約束が彼の実兄の訃報に接して、お流れになった。兄さんの新盆が近づいて、日本に里帰りしたくなったのだろうか。
この盆休み、ぼくたち夫婦にはなにも予定がない。ふたりの息子に声をかけているけれど、晩飯に来るかどうかわからない。若いころの自分もそうだった。
あと何度あるかわからない盆休み。すぐに、まだ何度でもあるさ、と自分に言い聞かす。最後は決まって、ぜったいによくなる、と強く念を押す。
大空を行く変幻自在の雲の動きを見ながら、いろんな思いが駆けめぐっている。
その後のニュースも記録的な大雨の実況報告が中心で、ほんの数日前まで、あんなに騒いでいた記録的な暑さや水不足の報道がまるでよその国にあったことのようである。
だが、この夏の異常な暑さと異常な大雨は別々に起きる現象ではなく、いわば双子の関係にあるらしいことは、この道の専門家ではないぼくにもだいたいの見当はつく。
海水温が27度前後もあるそうだから、水蒸気をたっぷり含んだ雲がどんどん生産されていて、それらが偏西風に乗って、次から次に日本列島に流れ込んでいるわけだ。こいつはだれにも止めようがない。
この自然現象は、「止めようがない」ところまで来てしまったのではないか。ここがいちばんの問題点で、来年も、その先も、記録的な猛暑と記録的な大雨は続くのではあるまいか。
こんな漠然としたシロウト考えはぼくだけではないようだ。午前中に電話をくれた友人も同じ見方だった。しばし、異常気象と孫の将来の話になった。
めずらしく新潟のカミさんの実家を継いでいる義兄からも電話があった。自分も病気持ちなのに、ぼくのからだのことを心配していた。なにか申しわけない気持ちになった。
「ふつうに生活しています。ぼくのからだのことはそんなに心配しなくていいから。新潟に行きたいなぁ。元気になったら、かならず行くからね」
きっと一緒に飲んで騒いだ、あのころのたのしかった盆休みの記憶が忘れられずに、こちらの大雨のニュースをきっかけにして、電話をかけてくれたのだろう。
きょうはブラジルにいる高校時代の同級生からも半年ぶりにメールが届いた。「西高3人組」のひとりの彼とは、ことし3月に福岡市内で一緒に飲む予定だった。その約束が彼の実兄の訃報に接して、お流れになった。兄さんの新盆が近づいて、日本に里帰りしたくなったのだろうか。
この盆休み、ぼくたち夫婦にはなにも予定がない。ふたりの息子に声をかけているけれど、晩飯に来るかどうかわからない。若いころの自分もそうだった。
あと何度あるかわからない盆休み。すぐに、まだ何度でもあるさ、と自分に言い聞かす。最後は決まって、ぜったいによくなる、と強く念を押す。
大空を行く変幻自在の雲の動きを見ながら、いろんな思いが駆けめぐっている。
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