今年のわが家の流行語大賞2023年07月31日 10時44分

 昨日はうれしいことがあった。うれしくて、うれしくて、今日仕事を休んでいるカミさんと何度も昨日のことを繰り返し話しながら、そのうれしい余韻に浸っている。
 39歳になる長男が彼女を連れてやってきたのだ。個人のことをあれこれ書き立てるわけにはいかないので、その場のことを報告的にまとめるとー、
 息子はバツイチ、39歳。彼女は23歳のかわいい娘さん。昨日わが家に来た目的は「結婚します」の報告と「お腹に赤ちゃんがいます」ということだった。そして、わが家から車で10分足らずのところに新居を借りる手はずになっていること。息子はすでに先方のお母さんと弟とも一緒に食事をしていて、いい雰囲気でふたりの決断を受け入れてくれている。そういうことだった。
 その一つひとつがたまらなくうれしかった。
 しばらく前からふたりは同棲していたから、結婚するかもしれないな、とはおもっていたが、それはぼくたち夫婦の願望であって、どうしても年の差のことが気になっていた。
 父親が知ったら、おもしろくないだろな。チラリとそうおもったが、どこの家庭にもいろんな事情があることだし、もしもそうなったら、ここはぼくたち夫婦が盾になって、彼女の味方になればいいことだ。
 いちばん安心したのは、23歳の彼女の人柄である。これについてはいくらでも書けるし、書きたいのは山々なのだが、それにしても、よくもまぁ、16歳も年上の、それもバツイチで、社員とはいえ、安定した手堅い職業ともいえない安月給の料理人の男を好きになってくれたものだ。
 今朝、カミさんがうまいことを言った。
「お父さん、今年の××家の流行語大賞は、『よくぞ、好きになってくれました』、で決まりだね」
「ほんとだ。暗い言葉のすい臓癌とか、再発防止がそうだなと憂うつだったけど、ぜんぶ吹っ飛んだね。いっぺんに明るくなったね」
 わが家と似たような環境にある親御さんなら、わかってくれるだろうが、ホント、芯から安心した。息子にもようやく、いつかは来るはずの春が来た。
 まだ未婚の次男が控えているけれど、弟も「兄貴、よかっな」とよろこぶことはわかっている。おい、今度はお前の番だぞ、そう言ってやろう。
 赤ちゃんの誕生予定は来年1月のはじめ。無事に五体満足で生まれてほしい。切に、切に、そう願っている。
 今日のブログは書きたいことがいっぱいあり過ぎて、そこに踏み込んだら、短篇モノになりそうだから、書きたいのをぐっとこらえて筆を擱(お)く。

■ぼくたち夫婦が世話をしている花壇がたいぶ花壇らしくなってきた。ぼくたちの娘になってくれる気立てのいい娘さんに、この花壇のことを話したら、二人で仲良く並んでの帰りがけに、ここで立ち止まって花たちを見てくれていた。
 わが家には、もっとかわいい、これ以上はない花が咲いた。大切に、大切に見守っていこう。

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