「西高3人組」、予期せぬ再会へ ― 2025年02月01日 18時25分

予想外の展開になった。ブラジルから帰国中のS君、小倉にいるH君の「西高3人組」が集まって、来週4日に小倉で飲むことになった。だが、単純にうれしいとよろこべない。
昨夕、S君から親友のH君にLINEが届いた。そのままぼくに転送してくれた。
「兄貴の葬儀の為、明日、小倉に着きます。突然のことで、何も用意ができてなく……」
こんなことってあるのだろうか。
サンパウロから奥さんと一緒に帰国して、東京にいる娘さんの看病でどこにも行けず、帰国の予定をひと月先に延ばしていた。本来ならば、昨年末にはあれほどたのしみしていた九州旅行ができて、お兄さんにも会えたはずだった。
しかし、もう遅い。時間も人も、帰って来ない。
せめてもの救いは葬式に間に合って、最後の別れができること。飛行機を乗り継いで、26、7時間もかかるブラジルに帰国する前でよかった。本人の気持ちを考えるとそうやってなぐさめるしかないか。
こうしてそれぞれの人の、それぞれの人生が終わる。
「人生には筋はない。むしろ人生のなにもかもが筋なのだ」
ある小説家はそんなことを書いている。ぼくはこの言葉にはげしく共感する。とりわけ、こんな事態にぶつかるときは。
ともかく3日後には会える。S君は同窓生のなかでも独自路線を突っ走る、名うての積極派だった。H君も学生時代に自転車で全国を走りまわった男である。オレたちにしょんぼりした顔は似合わない。
ふたりともぼくのからだのことを心配しているようだから、せいぜい空元気を出して、それぞれが夢を追いかけていた高校時代にひとっ飛びすることにしよう。
■近くにある大根畑。例年、たくさんの大根が引き抜かれないまま放置される。野菜が高騰しているというのに。
昨夕、S君から親友のH君にLINEが届いた。そのままぼくに転送してくれた。
「兄貴の葬儀の為、明日、小倉に着きます。突然のことで、何も用意ができてなく……」
こんなことってあるのだろうか。
サンパウロから奥さんと一緒に帰国して、東京にいる娘さんの看病でどこにも行けず、帰国の予定をひと月先に延ばしていた。本来ならば、昨年末にはあれほどたのしみしていた九州旅行ができて、お兄さんにも会えたはずだった。
しかし、もう遅い。時間も人も、帰って来ない。
せめてもの救いは葬式に間に合って、最後の別れができること。飛行機を乗り継いで、26、7時間もかかるブラジルに帰国する前でよかった。本人の気持ちを考えるとそうやってなぐさめるしかないか。
こうしてそれぞれの人の、それぞれの人生が終わる。
「人生には筋はない。むしろ人生のなにもかもが筋なのだ」
ある小説家はそんなことを書いている。ぼくはこの言葉にはげしく共感する。とりわけ、こんな事態にぶつかるときは。
ともかく3日後には会える。S君は同窓生のなかでも独自路線を突っ走る、名うての積極派だった。H君も学生時代に自転車で全国を走りまわった男である。オレたちにしょんぼりした顔は似合わない。
ふたりともぼくのからだのことを心配しているようだから、せいぜい空元気を出して、それぞれが夢を追いかけていた高校時代にひとっ飛びすることにしよう。
■近くにある大根畑。例年、たくさんの大根が引き抜かれないまま放置される。野菜が高騰しているというのに。
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