自転車を、放置自転車の撤去に出す2025年10月17日 17時10分

 明日から放置自転車の撤去作業が始まる。ずっと置きっぱなしの自転車のハンドルに目印の札がつけられ、1週間後にはトラックの荷台いっぱいに積み上げられて、どこかへ運び出される。この団地では、毎回かなりの台数が集まる。
 これにかかる費用は約194,000円。
 参考までに、この団地の樹木と芝生等の手入費(草刈り)の年間費用は、それぞれ1,000万円余り。これらの支払いはすべて共益費から。お陰で団地のなかは四季の変化が楽しめる快適な空間になっている。
 話がそれた。長男がプレゼントしてくれた自転車をついに手放すことにした。ここ2年ほど乗っていない。前輪、後輪ともタイヤはぺちゃんこだし、黒い車体はホコリをかぶって、あちこち錆びが出ている。もう修理の仕様がない。
 自転車置き場から少しはなれたところに停めた。こうしておけば不要になった放置自転車だとわかるだろう。
 なかにはまだまだ十分に使える、きれいなものもある。だが、集められた自転車は持ち帰り厳禁だ。
 あるとき6段変速で、オートライト機能付きのもったいないほどきれいな自転車を見つけた。ちょうど自転車が欲しかったので、持って帰ろうかとさんざん迷ったことがあった。だが、持ち帰りは厳禁なのだ。違反したら、法律で罰せられるという。
 うーん。でもなぁ、これって、どこかおかしくないか。
 いまも自転車ドロボーはいるんだよ。ドロボーさんは、持ち主さんから無断で自転車を盗むのだよ。一方の放置自転車は持ち主さんがいないんだよ。被害者はゼロじゃないか。
 ま、いいか。きっとそれなりの筋道の立った理由があるのだろう。
 たとえば、ゴミ回収に出したアルミ缶を横取りして、それを業者に転売して、カネ儲けをすることを防ぐためにとか。おそらく、そんなことだろう。
 ことほどさように、団地から出るゴミは金目(かねめ)のモノ探しに結び付くことが多い。さきの廃品回収の日にはこんなものが捨てられていた。
 あのブリタニカの大百科事典だった。ハードカバーの分厚い事典がそれこそ山のように積まれていた。
 ぼくが小・中学生のころのステイタスシンボルで、友だちの家の応接間にデカデカと並んでいた。見たところ、あまり使っていないようだった。
 だが、それも昔々の話。現在の売価は数百円という。まるでカネにならない。時代は変わったのだ。いっそのこと、まとめてゴミに出したくなる気持ちもわかる。
 放置自転車から、また話がそれた。
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