ペンネーム決定までの着想2025年09月17日 17時29分

 夜半、何度も目が覚めた。3時からは完全に意識あり。4時半、起床。
 その前にふとんのなかでスマホを取り出して、思いついたことをメモする。それは短編のタイトルとペンネームのこと。薄暗い部屋のなかで、あることに気がついたのである。
 まず、ペンネームから行こうか。
 舞台のイメージは波当津。この浦(このあたりでは、集落を浦と呼ぶ。)の住所は、いまは佐伯市だが、以前は、大分県南海部(あまべ)郡。
 次に、カミさんの実家は越後の六日町から山の方に入ったところで、かつての住所は、新潟県南魚沼郡だった。
 なんじゃ、これは。
 南海部と南魚沼。
 「南の海」と「南の魚の沼」。いままで気がつかなかった。どちらにも名前の由来はあるのだろうが、九州と新潟なのに、よく似ているではないか。
 ぼくたち夫婦がくっついたのは天命だったのか。これでいよいよ完全に目が覚めた。ならば、ペンネームは「南」が外せないという結論まで一直線。できたのは、実に安直というか、インパクトに欠けるものである。
 次にタイトルは、「海」と「沼」のどちらにするか。
 ここはやっぱり、「沼」ではなくて、「海」でしょう。それで、「海」のひと文字を入れることに決定。こちらも実に、なんの変哲もない、ありふれたタイトルになった。
 その程度でしょうね、ぼくは。そう自分に話しかける。
 だが、これで最後の課題は解決した。苦肉の策ではあるけれど、それなりに納得している。というか、受け入れている。
 原稿の出来ははっきり言って、応募するのをためらうほどの幼稚なレベルである。審査する人に、とても読んでくださいと言えるものではない。でも、出すために書いたのだから、首尾一貫しなくては。
 体調に合わせて、休んだり、ぶっ通しでパソコンに向かったりで、何度も、何度も、書きながら楽しませてもらった。次もやってみたい気持ちになっている。それが「元気の素」にもつながっていることも実感できた。
 ふとんのなかにいるとき、「そうだ、エッセイの募集もあったな」と別の欲も出た。そこで、こんな書き出しのメモもした。

 人が死んだら、片付けがはじまる。ぼくが死んだら、やっぱり、そうなる。

 ここで止めた。この先をどうしようか。あなたなら、これから先の話の展開をどう料理するだろうか。

■この夏の異常な猛暑を生き抜いたカモたち。人間よりも強いのカモしれない。

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