短編をブラジルの友に送る2025年09月19日 17時33分

 カミさんは休み。ひとり4時半過ぎに起きて、すぐパソコンに向かう。応募条件にある短編のあらすじ400字ていどを書き上げる。
 もう一度、本文をざっと読み返して手を入れた。ようやくゴールが見えてきた。
 A4のコピー用紙に、縦30字、40行の原稿を印刷して、総ページ数は16枚半。400字詰めの原稿用紙に換算すると49枚になる。
 「書け、書け」と尻をたたいてくれたブラジルいる「西高3人組」の友のNa君に、「やったよ」という証拠を見せるために、この稚拙な原稿をメールで送った。
 大笑いされても、どうってことはない。若いころ大きな声では言えないことを一緒にやったから、いまさら気どりや見栄とは無縁の仲である。
 彼も歳をとって、だれもが避けられない事態に直面していた。彼を苦しませているのは、日本にいる肉親との「時間の壁」と「距離の壁」。すぐに駆けつけたくても、やっぱり、ブラジルは遠い国である。
 N君からの返信メールには、「△△ ! 絶対死ぬなよ。美味い酒を飲もう !  なんとか来年の3月頃には 帰国するから ! 」とあった。あの元気者の「絶対に死ぬなよ ! 」の声が耳元で聞こえた。
 この件で、三人組のHa君と電話で話す。
 このごろ、ぼくたちは「死ぬ」という言葉をふつうに口にするようなった。それだけ慣れてきたのか。それとも慣れようとしているのだろうか。
 からだの調子は予定通りに上昇中。食欲も出てきた。
 昨日は少し自信があったので、ほど近い距離にいる、こちらも高校の同級生で、いつも心配していてくれるSa君に声をかけて、「長らくお待たせしました」とカミさんの留守中に昼酒をした。
 午後1時前から6時ごろまでの延々5時間のたのしいロングラン。ふたりとも酒量は落ちたけれど、久しぶりのいいストレス解消になった。
 友だちとはありがたいものだ。大切な人たちが少なくなっていくなか、これからも彼らとできるだけ長く付き合いたいから、そして、その気持ちはお互いによくわかっているから、もうひとふんばりする気力も湧き上がってくる。

■カミさんががんばって世話をしている画壇の花はあまりの暑さで、だいぶ枯れてしまったけれど、逆境を乗り越えた強い花もある。